西安到着を記念して2つの行事を開催しました。 |
ユーラシア大陸を西安まで歩いて\ その他、色とりどりの大地の恵みが屋台に並ぶ、各地のバザールや河西回廊を歩いたときの道連れは、滔々と流れる茶色の黄河、さらに足を伸ばして観光したトルファン、敦煌、西安、青蔵鉄道とラサも忘れることは出来ない思い出です。 自然や文化遺産もすばらしいものでしたが、それ以上に私にとって印象に残ったのは、そこに生活する色々な民族の人たちとの出会いでした。
■石塚さん感想文
石塚 正太郎
1996年秋、ロンドンのグリニッチビレッジから歩きだして、ヨーロッパ、トルコ、グルジア、アゼルバイジャン、そして中央アジアのトルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、などの国々約12000kmを踏破し、2007年秋に、シルクロードの出発点である西安に無事故で達することが出来ました。
西安では藤田先輩にも出席いただき、祝賀会と記念の歩行が出来、感無量です。先ず持ってお世話になった方々および関係者の皆さんに心よりお礼申し上げます。
中国の歩行は、2005年春、カザフスタンの国境の町アラシャンコウから始まり、西安まで約3400kmを3年で歩き、あとは北朝鮮との国境の町、丹東まで2000kmを残すまでになりました。
今後も皆さんのご協力を得て、着実に計画を実行し、会員の皆さんが元気なうちに日本を歩きたいものですね。
中国の歩行で印象に残っているのは、2ヶ所の峠越えです。
• 中国国内を歩き出して直ぐ、ボロボロ山脈の標高2100mの峠を越え、緑豊かな高原とサイラム・ノール湖を展望したとき
• 古浪近くの標高3000mの鳥鞘嶺の峠を越え、今までの土漠だけの世界から緑豊かな山々を展望したとき
その出会いはほんの一瞬で、表面的なものしか見ていないかもしれませんが、彼らの優しさ、親切さ、素朴さが伝わり、笑顔で心のつながりが出来、心豊かになって癒される気持ちになりました。
残り少ない人生ですが、この体験を忘れすに、今までお世話になった日田たちに感謝しつつ少しでも世のためになることが出来ればと思っています。