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  ユーラシアを歩く会   紹介   2004/02/20
ユーラシアを歩く会・活動の趣旨と概要
作成;1996年08月31日 改定;2009年06月30日
 The Trans-Eurasia Wa1king Journey Programe
            〜 From the West to the FarEast 〜

《計画の趣旨及び概要》
 東京都立大学・体育会、ワンダーフォーゲル部(Tokyo Metropolitan University,Wandervoge1.以下、“TMUWV"と略記)の卒業生により組織される同窓会(以下、OB会と略記)は、ドイツ国において発足した“ワンダーフォーゲル運動"*1の日本国内における実践を計るべく、昭和30年(1950年)代初頭より今日に到るまで、地道な活動に取り組んできております。
その間、日本の自然に広く親しみ、あるいは各地を歴訪し、地域の方がたとの交流も心がけて参りました。また、昭和40年(1970年)代後半には、一部OB有志によるアフガニスタン山岳地帯への遠征活動を経験いたしました。

 このたぴ、これらの活動を発展させた一形式として、西欧はロンドンから、東欧、中央アジア及び中国を経て極東地域に到る、ユーラシア大陸を徒歩(または一部人力)の旅により横断する計画を立案し、その夢の実現に向けて取り組むことに致しました。
 本計画は、その徒歩旅程の長さにおいて多くの例を持たない意欲的な試みでありますが、地球は一つと記す前に、地続きのユーラシアはまさに一つであることを、仲間とともに実体験致したく存じます。
 我国の近代文化は、思うに、その自然観および人間観の形成において、西欧、中央アジア、及び東アジアの諸地域から多くの影響を受けて参りましたことは周知のとおりであります.今回、本計画の実践を通して、実際に我々の両脚を以てユーラシアの大地に触れ、且つそこに生活されている方たちとの交流を計りますことは、この長大な大陸に存在している、自然、民族、そしてその文化との共生を希い、私共の日常生活を謙虚に振り返るに.またとない機会を作り出すものと信じております。そして、まことに微力ではありますが、我国と各地域との相互理解に資する成果が、より一層もたらされますよう、努める所存でございます。

つきましては、本計画の実施に当り、ご挨拶かたがた、ご関係各位の格段のご理解とご協力とを仰ぎたく、ここに宜しくお願いを申しあげる次第です。

《実施の予定期間》

 1996年9月より2010年迄の15年間

《訪問予定国》

 イギリス遵合王国、フランス共和国、ベルキー王国、ルクセンプルク大公国、ドイッ連邦共和国、オーストリア共和国、ハンガリー共和国、ルーマニア共和国、プルガリア共和国、トルコ共和国、グルジア共和国、ロシア連邦、カザフスタン共和国、ウズベキスタン共和国、中華人民共和国、大韓民国など
                                                                                                TMUWV・OB会内  
                                     ユーラシアを歩く会 

                                   初代会長 藤田一郎
                                  元会長 石塚正太郎
                                                                           前会長 戒能俊邦
                                  現会長 早川東城


*1 ドイツ語で"渡り鳥"の意味。20世紀初頭、ドイツに起った青年男女の徒歩旅行の運動。また、その団体。
  現在、我国においても各大学などのクラプ活動として存在している。